森林の歌 (しんりんのうた)


作 家|王文志 (ワン・ウェンジー)
製作年|2025年
主な素材|木材、レール、スチール、鋳銅、石材、アルミ
設置機関|農業部 林業及び自然保育署 阿里山林業鉄道と文化資産管理処
製作|幼葉林アートスタジオ
協力|林桑祿、林振豐、陳嘉成、成輝鋼業、科豐国際、振茂木業、祥瑞電気、 鴻達通訊
「森林の歌」は、自然と記憶が織り成す “心の塔”です。
阿里山(アリサン)の神木と登山鉄道をモチーフに、そびえ立つ木材は千年を超える巨木が 天空へ伸びる姿を象徴します。重なる構造は、かつて林業で栄えた嘉義(カギ) の輝かしい歳月を想起させます。
銅編みのドームは天光や雲を映し、訪れる人に太陽・月・星を仰ぎ見させて自然と時間の 流れを体感させます。アルミ編みの遊歩道は、山林を貫く秘密の小径のように、人々を森の奥深くへと誘います。鋼フレームと石籠(ガビオン)で構成された基壇は、森林と大地 の緊密な繋がりを象徴しています。
本作品の多くの素材は林業および自然保育署から提供されたもので、嘉義が「木材の都」 と呼ばれた記憶を呼び覚し、阿里山林業村に新たな文化的ランドマークを形づくります。ここで鳥のさえずり、列車の汽笛、そして旅人の足音が響き合い、森に捧げる美しい楽章 となって静かに流れ続けます。