推動阿里山の林業および森林鉄路の世界遺産登録を推進すべく

林務局は為推動阿里山の林業および森林鉄路の世界遺産登録を推進すべく、文化部文化資産局、嘉義県文化観光局、嘉義市政府文化局および阿里山風景区管理処などの機関が力を合わせました。「阿里山森林鉄道および文化景観の世界遺産登録推進委員会」を共同で設立したほか、本処は(1)基本データの収集と研究、(2)阿里山林業鉄路の利用促進および国内教育や宣伝の推進、(3)国際交流の推進(4)関連施設および歴史的建造物の修繕など4つの基本方針とし、年度別に各プロジェクトを着実に実行します。以下の表では詳細について説明します。

2010年

  1. 2010年嘉義県文化観光局は「文化資産保存法(以下、「文資法」)」に基づいて、「阿里山林業および鉄道」を嘉義県文化景観に登録しました。阿里山林業鉄路はこの時点で、文資法が定める文化財となりました。
  2. 2010年10月18日より、嘉義旧酒工場にて阿里山林業機具文物展を開催しました。

2011年

  1. 蘇昭旭先生と嘉義大学が合同で、奮起湖駅車庫にて「全球百大登山鉄路写真展」を開催しました。
  2. 2011年11月1日~11月30日までの間、嘉義大学と合同で「阿里山林業機具文物展」を開催しました。
  3. 2011年12月25日、「檜意山林─阿里山林業百年の物語」、「阿里山 100年の記憶」のビデオと、古い写真の展覧会を行い、観光客の皆さまは阿里山の豊富な林業文化について理解を深めることができました。
  4. 蘇昭旭先生と嘉義県政府が「阿里山森林鉄道と世界遺産鉄路巡礼」を合同出版しました。

2012年

百年森鉄-阿里山鉄道
  1. 国立台湾博物館と合同で「百年森鉄-阿里山鉄道特別展」を開催しました(2012年4月18日~7月29日)。
  2. 営林倶楽部(嘉義市)が「百年森鉄-阿里山林場人故事展」を開催しました。
  3. 2012年8月17日~9月28日、民雄演芸庁で「百年森鉄-阿里山鉄路兼記念切手展」を開催しました。
  4. 2012年9月25日嘉義県文化観光局は、「嘉義県世界遺産推進委員会設置要点」を公布。半年に1回会議を行っています。
  5. 蘇昭旭先生と合同で、「世紀風華-阿里山林業鉄路百年車両史、阿里山林業鉄路、百大山岳鉄路、阿里山林業鉄路百年ドキュメンタリー」各書籍を出版。
  6. 2012年12月7日、民間社団法人「洪雅文化協会」が世界遺産推進講座を登録。

2013年

阿里山林業鉄路と阿里山森林遊楽区
  1. 2013年6月25~26日、文化部文化資産局と国立雲林科技大学が合同で、「2013台湾世界遺産人才育成計画ワークショップ」を開催しました。各県の市文化局が世界遺産候補の選定や文化財保護関連職員、文化推進を担当する小中学校の教師育成などに重点を置き、文化財保護について学んだり指導している学生や教師、団体およびその他文化財保護に対して興味を持つ一般市民を募集しました。世界遺産に対して人々に興味を持って頂くほか、これらの文化推進を担当される皆さまを引き連れて、阿里山林業鉄路と阿里山森林遊楽区を見学しました。
  2. 2013年4月20日、黒部峡谷鉄道と姉妹鉄道協定を締結しました。
  3. 2013年8月27日、多林トンネルが開通しました。
  4. 2013年10月4日~10月5日、文化部文化資産局がニュージーランドの研究者であるポール・マホーニーさんを招いて、阿里山林業鉄路と阿里山森林遊楽区を見学し、阿里山林業鉄路へ各国との相違点をまとめて報告しました。その中で、阿里山林業鉄路は世界一の評価を得ることができました。
  5. 2013年12月24日、森林鉄路アニバーサリーイベントと共に、阿里山林業鉄路列入世界文化遺産登録を目指す座談会を開催しました。また、鉄道巡礼イベントを開催して、嘉義市内の小学校児童に参加を呼び掛けて、児童は鉄道遺産の概念を学習しました。

2014年

竹崎駅~奮起湖駅
  1. 2014年1月27日、竹崎駅~奮起湖駅の区間が復旧。
  2. 2014年2月10日、嘉義県文化観光局は、第1回推進委員会を結成しました。嘉義県長が主任委員を、嘉義県副県長、嘉義林区管理処処長、阿里山国家風景区管理処処長および嘉義市政府文化局局長が副主任委員を務め、その他1専門の学者10名で構成されています。
  3. 2014年3月27日、阿里山林業鉄路最長で最も修理が困難とされていた屏遮那トンネルが開通しました。
  4. 阿里山林業鉄路は、大井川鐵道(1986年姉妹鉄道締結)と黒部峡谷鉄道と乗車券引き換えキャンペーンを開始しました。両国の乗客は乗車券を持参すれば、相手国の提携鉄道の乗車券に引換することができます。
  5. 2014年5月5日、アジア太平洋地域の保存鉄道国際協力組織(略称APHTRO)のメンバーが阿里山林業鉄路の見学にお越しになりました。WATTRAIN(The World Association of Tourist Trams & Trains)会長のデイビッド・モーガンさん、英国のTaiwan Friendship Group主席であり、英国鉄道遺産組織主席も務めるフォークナー上院議員(Lord Faulkner of Worcester)、国際連合教育科学文化機関専任顧問、インド国家鉄道博物館館長を歴任し、インド鉄道遺産の現執行長であるラジェス・アグラワルさんご夫婦、そしてヨルダン公共運輸局前責任者で、現任の国会議員であるアル・マフムード・フレイハートさんご夫婦が来賓としてお越しになりました。フォークナー上院議員は阿里山森林鉄路の世界遺産登録に向けて最大限の努力することを約束しました。
  6. 2014年5月9日、第1回嘉義県世界遺産推進委員会を開催しました。
  7. 2014年6月19日、嘉義県文化観光局は「嘉義県世界遺産推進委員会設置要点」の修正告知を行い、名称を「阿里山林業鉄路兼文化景観申請世界遺産推進委員会設置要点」へ変更しました。
  8. 2014年7月15日、オーストラリアの世界遺産専門家のダンカン・マーシャルさん、ニュージーランドの蘭学者のポール・マホーニーさん、香港中文大学の張展鴻教授、そしてマカオ文化遺産顧問の陳澤成さんがお越しになりました。
  9. 2014年10月1~3日、日本の世界遺産総合研究所の現所長である古田陽久さんが嘉義県文化観光局の要請で来台し、本処関係者が同行して阿里山森林遊楽区と森林鉄路を見学しました。また、日本の世界遺産に関する見学も行いました。
  10. 2014年10月3日、第2回推進委員会を開催し、同日に阿里山世界遺産候補国際交流ワークショップも開催しました。
  11. 国立台北芸術大学の黄士娟先生に依頼して、県定古蹟阿里山貴賓館、琴山河合博士旌功碑および樹霊塔の3か所で調査研究と修復再利用計画を完成しました。
  12. 蘇昭旭先生と共に、「奔馳百年-阿里山林業鉄路物語」を出版。教育用、推進用として嘉義市内の各小学校へ配布しました。

2015年

阿里山林業鉄路
  1. 嘉義県立竹崎高校が阿里山林業鉄路青年大使団を結成し、2015年7月に阿里山書展を開催しました。竹崎高校と合同で青年大使団に研修を行い、マカオの青年団を招いて阿里山森林遊楽区と森林鉄路を見学して、阿里山地元の文化へのさらに深めました。
  2. 2015年3月12日、檜意森活村のT25阿里山林業史館で、「阿里山百年記憶展」を開催しました。
  3. 阿里山林業鉄路と、日本の黒部峡谷鉄道および大井川鉄道が乗車券引き換えキャンペーンを行いました(2015年4月~12月31日)。
  4. 本処が「阿里山林業村-歴史建築研究調査計画書」、「嘉義市玉山一、二村歷史建築調査研究および記録ビデオ計画」を実行に移し、發行「阿里山林業鐵路莫拉克復建全紀錄DVD。」、「阿里山文学誌」を発行しました。各調査計画によって阿里山の歴史、文化の理解が深まっただけではなく、「阿里山学」として発展し、論文の作成を目指しています。
  5. 2015年5月7日、第3回推進委員会を開催しました。
  6. マレーシアのペナン在住の世界遺産登録申請書類作成者である建築家の黄木錦さんが嘉義県文化観光局の要請で来訪し、遺産登録申請経験についてお話されました。
  7. 嘉義県文化観光局、本処、阿里山風景区管理処および嘉義市文化局が共同で企画、出資して世界遺産策画中心を設置しました。
  8. 2015年12月11日、第4回推進委員会を開催しました。
  9. 台鉄局森林鉄路管理処が奮起湖駅以降の音声ガイドを完成し、沿線ガイドサービスを強化しました。また、「桜花伴我行」、「森鉄FUN夏休みクルージング列車」、「9/12三鉄共GO,奮起湖の恋2日間」など、観光客の方々が旅行じっくりお楽しみになれるようにクルージング列車を運行しました。
  10. 台鉄は、サービスを向上すべく、5車両をバリアフリー車両へ改装し、各車両に荷物棚を設置しました。
  11. 2015年12月、嘉義市文化局は嘉義市史蹟資料館に台鉄、糖業鉄道、森林鉄路、林業史料に関する資料の展示を始めました。

2016年

阿里山森林遊楽区内支線
  1. 2016年3月12日、黒部峡谷鉄道と富山県の各メディアがが来訪しました。
  2. 阿里山林業鉄路と黒部峡谷鉄道が乗車券引き換えキャンペーンを継続(2016年4月~12月31日)。
  3. 2016年4月25日~26日、スロバキアの蒸気機関車で有名なチエルノフロン鉄道の関係者が、阿里山森林遊楽区および森林鉄路を訪れ、鉄道の永続的経営について意見を交換しました。
  4. 2016年5月5日~6日、スイスの有名な鉄道会社のマッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)の方々がお越しになり、阿里山林業鉄路と協力覚書を交わしました。
  5. 與蘇昭旭先生と合同で、阿里山林業鉄路に関する書籍「奔馳百年-阿里山林業鉄路物語」の英語版を出版しました。
  6. 台鉄局阿里山林業鉄路管理処は、1月の「森林鉄路で行く旅」や3~4月の「瑞里峰情.圓潭水影」、5~6月の「杉湖遊蹤」など今年もクルージング列車の運行を行い、乗客の方々は森林鉄路や沿線文化、人文科学について理解を深めました。
  7. 5月には、鉄道の収入を伸ばし、永続的な経営を目指して、阿里山森林遊楽区内支線一日乗車券と二日乗車券の発売を開始しました。
  8. 阿里山号新車両10両を購入しました。現在製造中です。
  9. 工業技術研究院と民間企業の共同研究開発を経て、将来の線路はレールおよびレール交差ポイントの材料は高マンガン鋼に徐々に置き換えられます。多くのテストを実行後、この材料がより高い耐摩耗性を持ち、耐用年数が1年半から2年まで延長されることが証明されています。これは材料の損失を減らすだけでなく、メンテナンスの手間を大幅に減らすことができます。
  10. 嘉義市商圈文化促進協会、嘉義市洪雅文化協会、財団法人森林鉄路文化遺産文教基金会寿備処などの民間団体が、世界遺産登録支持署名キャンペーン、KANO故事館(現、舊時嘉義館)の経営、森林鉄路撮影イラストコンテストの開催、広告看板の設置など様々な方法で世界遺産登録推進を行っています。

2017年

黒部峡谷鉄道株式会社
  1. 2017年2月21日~22日、黒部峡谷鉄道株式会社取締役技術部長の前山昌三(まえやま まさみ)さん他合計4名の方々が来台しました。阿里山林業鉄路を奮起湖駅までご乗車になり、阿里山遊楽区や屏遮那トンネルなどのスポットを見学し、レールの舗装やメンテナンス制度について意見を交わしました。
  2. 蘇昭旭先生と合同で書籍「奔馳百年-阿里山林業鉄路物語」を日本語に翻訳し、日本人の方々がより阿里山森林鉄路の内容について理解できるようになりました。
  3. プロの旅行カメラマンの余信賢さんを招いて、2017年6月25日に檜意森活村眠月廬で「スイス鉄道の旅」の講座を開催しました。
  4. 2017年7月3日~7日にかけて、インド鉄道部次長、世界遺産部部長、技術部長が訪台しました。本処は、「森林鉄路で行く旅」のクルーズ列車でトレインで十字路と阿里山を見学しました。
  5. 2017年8月3日、「国際鉄道遺産見学訪問経験共有会議」を開催し、国立台北芸術大学の黄士娟先生、中華民国鉄道文化協会前会長の許乃懿先生、そして蘇昭旭先生を招いて、鉄道遺産の見学上の注意や研究報告について情報を共有し、世界遺産の鉄道と本処森林鉄路の優れた点と特色について理解を深めました。
  6. イギリスの台湾貿易特使のフォークナー上院議員(Lord Faulkner)、スティーブ・ファーストブルック国際貿易部署長、中央研究院の客室研究員のマイケル・ライリーさん (前イギリス在台事務所代表)が2017年11月18~19日に嘉義へ訪れました。
  7. 2017年9月27日、イギリスのウェルシュプール・スランフェア鉄道が、姉妹鉄道協定を締結しました。
  8. 2017年12月23日、2017年アニバーサリーイベントを開催し、蘇昭旭先生を招いて「世界登山鉄路大観および鉄道世界遺産講座」を開講しました。
  9. 2017年9月、文化部文化資産局の同意を得て、50%の補助を受けて「嘉義製材所文化資産再生計画」を実施しました。そのうち、材料製造工場の再利用工程の企画設計、監督、技術委託サービスの案は、2017年12月5日にコンテストで優勝し、12月25日に契約完了しました。
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