インドの山岳鉄道にはダージリン・ヒマラヤ鉄道、ニルギリ山岳鉄道、カールカー=シムラー鉄道の3つの路線があります(リンク:
インド鉄道公式ウェブサイト)
両国の鉄道は2016年12月24日に世界遺産登録に関する協力覚書を交わしました。
座標1:カールカー=シムラー鉄道(Kalka Shimla Railway, KSR)
- 上記2本の鉄道同様、イギリス植民地時代の産物であるカールカー=シムラー鉄道は、1903年に開通しました。高山都市シムラー(Shimla)の外部との連絡用交通が主な用途であり、2008年に世界遺産鉄道に登録されました。
- カールカー=シムラー鉄道は軌間762mmのナローゲージであり、全長96km、最大勾配30‰、区間の海抜高度はカルカの656mからシムラーの2076mに達します。
座標2:ダージリン・ヒマラヤ鉄道(Darjeeling Himalayan Railway, DHR)
- 区間 シリグリ~ダージリン。鉄道全長88km、軌間610mm。海抜124mのシリグリ(Siliguri)から海抜2258mのゴーアム(Ghum)まで、区間内の海抜差が大きいです。
- イギリス植民地時代に建設されたダージリン・ヒマラヤ鉄道は、政府が運送目的で建設し、1881年に開通しました。1999年には、アジアの鉄道では初めて世界遺産に登録されました。
- 本鉄道は馬蹄形および人の文字形に設計され、路線にはカーブと橋がたくさんあり、風景は大変美しいです。
座標3:ニルギリ山岳鉄道(Nilgiri Mountain Railway, NMR)
- インド南部のタミル•ナードゥ州(Tamil Nadu)を運行するニルギリ山岳鉄道も、イギリス植民地時代に建設されました。1908年に開通し、2005年に世界遺産鉄道に登録されました。
- 鉄道全長46km、軌間1000mm、最低海抜は326m、最高海抜は2345mに達します。
- 最大勾配は83.3‰に達するため、区間内はラック鉄道を採用することで、列車は斜面を運行することができます。