阿里山林業鉄道の書籍を原作とした音楽映像作品『2421嘉頌迴聲』、東京・鳥取で公演

2026/10/17

農業部林業及自然保育署阿里山林業鉄路及文化資産管理処(以下「林鉄処」)が出版した書籍『2421mのこだま―阿里山林業鉄道全線紀行』は、文化資産の新たな活用の可能性を示している。台湾・嘉義を拠点に活動する芸術団体「嘉頌重奏団」は、同書を原作としたオリジナル音楽映画『2421嘉頌迴聲』を制作。阿里山林業鉄道沿線の子どもたちの声を取り入れ、さらに列車内放送用の音楽物語へと発展させた。今回の日本公演は、10月10日に東京・渋谷、10月12日に鳥取県湯梨浜町で開催され、2公演で計600人を超える観客が来場した。阿里山林業鉄道の文化を新たな形で表現し、その魅力を発信する取り組みの成果を披露した。

 今回の日本公演は、阿里山林業鉄道に対する台湾と日本の民間団体の深い愛情と交流によって実現した。東京公演では、長年台湾の文化遺産を紹介してきた「台湾世界遺産登録応援会」の片木裕一理事が、台北公演で感銘を受けたことをきっかけに開催に尽力。一方、鳥取公演では、阿里山林業鉄道を訪問した「NPO法人未来」の岸田寛昭理事長が、旧国鉄倉吉線廃線跡との共通点に共感し、開催を後押しした。両公演には、大井川鐵道の鳥塚亮社長をはじめ、鉄道・文化・行政関係者など台湾と日本から多くの来賓が出席し、両国の鉄道文化を通じた交流と友好関係を一層深めた。

 林鉄処の王昭堡処長は東京・渋谷公演に出席し、公演を高く評価するとともに、実現に尽力した関係者に感謝を伝えた。王処長は「台湾と日本の協力によって、阿里山の精神と文化的創造性を込めた作品を日本の皆様に届けることができました。阿里山林業鉄道は単なる鉄道ではなく、台湾と世界を結ぶ友情の架け橋です。ぜひ阿里山を訪れ、百年の歴史を持つ文化遺産鉄道の魅力を体感していただきたい」と述べた。

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最終更新日時:2026-10-21
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