阿里山森林鉄路の特色と自然の様子

阿里山森林鉄路には、次のような重要な特徴があり、世界遺産に登録されている世界的に有名なダージリン・ヒマラヤ鉄道、ニルギリ山岳鉄道、カールカー=シムラー鉄道、スイスの「レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」、 オーストリアのゼメリング鉄道と比較しても何の遜色もありません。

国内の人々が阿里山森林鉄路の貴重な文化財について理解を深め、ご乗車になることを目指しています。

傾斜がきつく、カーブが小さい

  • 馬蹄カーブ

    馬蹄カーブ

  • 独特な山をらせん状に走る路線

    独特な山をらせん状に走る路線

阿里山森林鉄路の全長は71.6kmで、平地と山間部の2つの区域に分けかれます。 嘉義から竹崎までの長さは14.2kmであり、地形は平坦な平地です。カーブと勾配は正常な範囲内であり、曲線半径は160 m、最大勾配は2%です。 竹崎から阿里山までの長さは57.2kmであり、山と山が重なっているため、地形は急勾配であり、最大勾配は6.25%の山間部です。
 

独特な山をらせん状に走る路線

急な山岳地形のため、路線を斜面を登ることができませんでした。したがって、地形を移動するためには、独立山の一周を約5kmの長さにして、3周回って山の頂上まで登らなければなりません。 山を回って登るとき、列車の左側には樟脳寮駅が見えますが、まだ山の下側です。独立山を8の字型に抜けると、樟脳寮駅を合計4回見ることができます。
 

馬蹄形彎

鉄道の沿線には、竹崎の佳人山には17 kmの180度の大型カーブのような様々な場所に馬蹄カーブがあります。鉄道は、地形的要因によるこのような180度の大型カーブで、海抜高度を高めています。
 

阿里山碰壁(Z字形分道)

 屏遮那駅の第一分道から、鉄道は「Z」の形をしたジグザグに進みますが、3つの分道を通過後、列車は進んだり戻ったりしながら阿里山にたどり着きます。 これは俗に「阿里山火車碰壁」と呼ばれています。
 

3種の林相

  • 平地の風景

    平地の風景

  • 熱帯雨林の風景

    熱帯雨林の風景

  • 亜熱帯の風景

    亜熱帯の風景

  • 温帯の風景

    温帯の風景

蒸気機関車である阿里山森林鉄路は、海抜30 mの嘉義市から海抜2216 mの阿里山まで伸びており、沿線では熱低、暖帯、温帯の3つの林相と山脈、渓谷の美しい景色をお楽しみになれます。
 
阿里山は山の高さによって熱帯、暖帯、温帯に分けれているのかが森林が特徴です。平地から海抜800mの独立山は一帯が熱帯林で、ガジュマル、リュウガン、アカシア、竹などがが主な種類です。 独立山から海抜1,800mの高さの屏遮那までは暖帯林で、クスノキ、シリブカガシ、ナンタブ、コウヨウザン、およびスギがが主な種類です。屏遮那より高地の海抜3000mになると温帯で、 タイワンベニヒノキ、ヒノキ、タイワンスギ、テ―シャン、およびタカネゴヨウが主な種類です。
 
毎年3月中旬から4月中旬にかけて、阿里山の花の季節が始まり、カンヒザクラ、チシマザクラ、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤエザクラが次々開花します。4月から5月にかけて、タイリントキソウ、森氏杜鵑(シャクナゲ)、ジギタリス、ヒメヒオウギズイセン、藤が競い合うように咲き誇ります。 中でも、阿里山眠月線の5番トンネルと10番トンネルの間の岩壁に、「タイリントキソウ自然保護区」があります。タイリントキソウ(中国語名:一葉蘭)は多年性の草本植物で、一輪しか花を咲かせないことが中国語名の由来となりました。台湾固有種に属する大変貴重な花です。
  • 阿里山の花の季節

    阿里山の花の季節

  • 花の季節

    花の季節

蒸気機関車

阿里山森林鉄路の勾配は極めて急で、この特殊な環境に適応するために、台湾総督府は明治44年(1911年)から大正6年(1717年)にかけてアメリカのライマ社が製造したシェイ式直立シリンダー蒸気機関車を購入しました。 その種類は、18トンと28トンの2種類に分けられます。このような初期の機関車は、左側または右側に上下運動をする直立蒸気シリンダー、同じ側に魚雷に似た形状の円筒形の圧縮空気タンク、正面にはラッパ型の大型煙突が目印になっています。斜面を登る環境に適応するために、蒸気機関の下端には車軸に合うようにかさ歯車を使用し、機関車は回転によって前進します。  
 
  • 蒸気機関車

    蒸気機関車

  • SHAY蒸気機関車

    SHAY蒸気機関車

ナローゲージ

 また、阿里山森林鉄路はアジアで「最も高い」ナローゲージの登山鉄道で、海抜高度はインドのダージリン・ヒマラヤ鉄道より高くなっています。
 

「動物」

阿里山地区は森林資源に恵まれ、野生動物の生息地として優れていますが、中高度地区の長期的な開発により、生態環境は非常に大きく影響を受け、高山山岳地区への移動が発生しています。当初の調査で、阿里山地区には哺乳類が19種生息し、タイワンザルとキョンは保護対象になっています。鳥類は75種が生息し、カザノワシ、クマタカ、サンケイ、ミカドキジ、モリフクロウ、ウオミミズクの6種は絶滅危惧種であり、保護対象に指定されています。両生類・爬虫類は8種生息し、中でもムクカジカガエルは非常に貴重な保護対象の動物です。チョウは194種生息し、台湾固有種が半数以上を占めます。魚類は6種、甲殼類は2種生息します。中でも、当地区に生息する阿里山亀殼花(Ovophis monticola 、阿里山固有の毒蛇) 、アリサンヒタキ、拉氏清渓蟹(Candidiopotamon rathbuni、阿里山固有の淡水ガニ)、阿里山山椒魚(アリサンサンショウウオ)、ミミジロチメドリおよびタイワンツキノワグマはいずれも台湾の固有種に属します。

 
  • 褐樹蛙

    褐樹蛙

  • 白耳畫眉

    白耳畫眉

  • 玉帶鳳蝶

    玉帶鳳蝶

  • 藍腹鷴

    藍腹鷴

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